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政治の力 ドイツの場合

最近、新聞やネットのニュースの中で一際目立っている記事、光っている記事がある。

それは、ドイツ、2月の国内新車販売が22%増27万8000台というニュースである。

同じ時期に米国は前年同月に比べ41.4%減の68万8909台、日本が前年同月比32.4%減の21万8212台という状況の中だけに異彩を放っている。

これは見事な政治の勝利である。自動車産業の存在感が高いドイツの産業構造、その基幹産業にテコ入れする有効な施策をタイムリーに打った。車の「スクラップ奨励金」制度はドイツの景気対策第2弾の一環でこの制度に使われている税金は僅か1,800億円程度である。 フランスやイタリアなども年内までの環境奨励金の制度を始めている。ドイツの成功で導入の動きが広がる可能性がある。

素晴らしい政治の力ではないか。心から賞賛を送りたい。

日本の政治は三流だ。当面プラス要因になることは期待していないが、お願いだから民間の活力に対してマイナス要因になることだけは即刻止めてもらいたい。

コメント

総額2兆円の定額給付金より、はるかに費用対効果が高いですね!
日本でもこういった制度があれば、僕の[燃料タンク穴あき車]の買い替え時期も早まるだろうに・・・

本来の政治っていうのは真面目な行政機構(平時には有効な組織)が対応できない状況の時に的確にリーダーシップを発揮して問題の解決を図っていく、将来をより明るいものにしていくヴィジョンを示すものだと思います。そういう観点から考えると日本の政治には期待はできませんね。議員の数を大幅に減らして優秀な議員だけが残るような政治機構に変革していく時期にきているような気がします。

「金融・経済危機に取り組む世界の50人」を見ると、日本の政治が
海外からも全く評価されていない事がうかがえますね。
議員同士で足の引っ張り合いばかりしてる場合じゃないんですけどね~(笑)
情けない限りです。

日本人は当面、政治に頼らず自分のことは自分でやっていくという気構えで生きていく方が正解のような気がします。国民の生命と財産を守れない国が国家と言えるかどうかも疑問ですが。