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高岡市デザイン・工芸センター 第34回デザインセミナー

26日と27日に富山県を訪れた。今日の朝には立山に初冠雪しているのを見ることが出来た。
26日には高岡市デザイン・工芸センター主催の第34回デザインセミナーが開催された。僕が講師を務めて「新潟発→世界へ!“スノーピーク”のモノづくり」という演題で90分お話しをさせていただいた。聴講者の皆さんの多くは高岡で銅器、漆器、錫器などを造っていらっしゃる若きクリエイターやプロデューサーだった。彼等のものづくりの情熱を感じたので、気持ちを入れた力一杯の講演を行ったため講演の後には汗でビショビショになり魂が抜けた状態になってしまった。(笑)

そして今日は、その若きクリエイターやプロデューサーの皆様の仕事場を訪問させてもらった。高岡の地場産業の仕事の現場に触れて僕が一番感じたのは、「古くからの生産方法はエコロジカルだなあ。」ってことである。金属や木そのものを加工し着色し工芸品や美術品にまで高めていく分業で使われている素材も天然由来のものが多いし、ゴミも出さない製造方法になっていた。この辺りは別のエントリーで取り上げたいと思っている。

日本のものづくりの神髄は、まだまだ地方に残っていると感じる。高岡の若い方々とも積極的にコラボレーションを進めていきたいと思っている。

高岡市デザイン・工芸センターの高川所長と担当していただいた日野さん、吉川会長を始めとする高岡伝統産業青年会の熱き漢達、仕事場に訪問させていただいた皆様、そして講演を聴きに来ていただいた全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。(^^)

コメント

製造工程も確認され、その中から新たな製品が生まれてくる事、楽しみにしております。

高岡も他の地場産業都市と同じ岐路に立っている時代背景がありますが、この産地が他と違うのは若い方々のエネルギーとまとまりがあることだと感じました。
魅力的な技術、理にかなった地球に優しい製造方法、そういう素晴らしいものとスノーピークの実現したいライフスタイルが出逢って何か良いモノが生まれる予感がします。僕も楽しみです。(^^)

tohruさんこんにちは。先日日本のお店をこちらの小シャンゼリゼ通りと呼ばれる通りに、無印良品がお店を構えました。現地の人がかなり入っておりました。
買っているドイツ人に少し話を聞いたら、日本の物は、すべていい物を作っているから、多少高くても買う。との事でした。日本人の先輩方が、じっくりいい物作りをしてきて、じっくり日本の製品を外国に紹介した成果があり、また、自分もこのルールを守りたいと思いました。スノーピークの商品にも心があり、魂も入っているので、こちらでも、スノーピーク・ストアーが近く出来ると想像しながら、店を後にしました。
tohruさんもお忙しい中、講演をしていて大変だと思いますが、これからも、いいお話を、若い世代に引き継ぐ、お話をたくさんして下さい。
こちらも、日本の文化や心を忘れず、伝えて行きたいと思います。
今日も真面目になりました。こちらは、農家祭りと、ジャガイモ祭りで盛り上がっております。(笑)

ドイツも農作物の収穫の季節なのですね。新潟では先週までで稲刈りがほぼ終わったようです。稲刈りの前には広大な平野中が実った稲穂で黄金色に輝いていました。非常に圧巻で豊かな風景でした。ドイツのジャガイモの作付けも凄いモノがあるので盛大なお祭りなのでしょうね。