© *tohru All Rights Reserved.

« 2011シルバーウィーク | メイン | ソリッドステートランプゆきほたる »

嬉しい出来事 伊藤文吉翁が来社

以前、リラックスしたい時にすることというエントリーを書いたことがある。
同じように僕には心を穏やかにしたい時、精神の集中力を高めたい時に行きたくなる所が幾つかあり、その一つが写真の日本庭園。ここは、越後屈指の大地主伊藤家の歴史と地方文化を伝える豪農の館北方文化博物館のお庭だ。僕が最初にここを訪れたのは多分小学生の頃、父に連れられてだ。その時の野球少年には退屈な館だった記憶があるが、大人になり、中年になり、初老になって(笑)段々にここの場所の素晴らしさを五感で感じるようになってきて、一年に数度お庭を眺めさせていただいている。その当主であり館長の伊藤文吉さんがスノーピークを訪ねてくださった。「日本にもヘミングウェイみたいなカッコ良い漢(おとこ)がいるんだな。」というのが初対面の印象だった。カヌーやフィッシングなどアウトドア好きな92歳翁の伊藤文吉さんの圧倒的な存在感と鋭気溢れる精神性に感銘を受けた。


社内をご案内した後、しばらくお話しをさせていただいた。伊藤さんと僕は初対面なのだが、嬉しいご縁はあってお会いしたいとずっと思っていた大先輩だった。
それは、こんなご縁である。SnowPeakには「マイ箸」ブームの随分前にリリースした和武器という製品がある。この和武器を伊藤文吉さんはリリース直後に大量に買って下さり、世界中の友人にプレゼントしてくださったことをお聞きしていた。その友人の中にはジミー・カーター元米国大統領も含まれている。
そのことをお話しすると「僕は今でも外国に行くときには必ず和武器を持っていってますよ。ブラックタイのパーティにもタキシードから和武器を出して食事をしています。」カッコ良い。(^^)

北方文化博物館、という名前の由来もお聞きした。若い頃、文吉翁はデンマークに長くいらっしゃり北欧の文化に深い造詣があり、北欧の文化と同じ雪国の越後の文化の類似性も感じていらっしゃったために命名されたとのことである。文吉翁で8代目になる越後のというより全国でも屈指の豪農の館。明治時代には1,370町歩もの大地主で、その館には常時60名の使用人が一緒に生活をしていたらしい。7代目の文吉さんはペンシルバニア大を卒業、8代目の文吉翁はデンマークに留学。昭和2年生まれでデンマークに留学した人は殆どいないだろう。

そんな文吉翁が僕の風体を見て一言。「あなたは日本人じゃなくデンマーク人だな。」(笑)
そう言えばデンマーク人にも同じことを言われたことがある。これだ。


コメント

小学校の遠足で「北方文化博物館」へいきます。その印象が強いです。
「伊藤様」と呼ばれています。恐れ多い・・・
デンマーク云々に(笑い)です。

デンマーク人…骨格からして納得(笑)

>かどまつさん

>*maiko ちゃん

僕はフランスに行った時にあなたはポリネシア人だと言われました、、、

確かに。(^^)

イヤイヤ、否定して~

否定できませんっ。(笑)

暴露ました~